ASP(Application service provider) とは

ASP(Application service provider) とは

ASPとはアプリケーション・サービス・プロバイダ(Application Service Provider)の略で、プロバイダー側が保有するサーバー内のアプリケーションに対して、ユーザがインターネット上からブラウザ等で直にアクセスして利用する方式のサービス、またはそれを提供をする事業者のこと。

ASP(Application service provider)のメリット

一般的に、利用者はブラウザソフトなどを使用してインターネットなどのネットワークを経由し、遠隔地からASPのサーバにアクセスすることで、そのサーバ内に格納された各種アプリケーションソフトの機能をサービスの形で利用します。このような形で利用するASPサービスには以下のようなメリットがあります。

  1. 導入・運用が容易である

    ASPサービスでは、社内のコンピュータに一台ずつアプリケーションをインストールする必要がなく、アプリケーションのバージョンアップなどの運用管理作業も行う必要がありません。
    また、システムの買取ではなく1ヶ月ごとなど期間や使用規模に応じて使用料を支払う形式のため手軽にソフトウェアを利用できます。一般的に、数日~数週間、複雑なカスタマイズやアプリケーション連携を要する場合でも、2~3カ月程度でサービスの利用を開始することが可能です。

  2. サーバ管理・運用などを自社で行う必要がない

    ASPサービスでは、サーバなどハードウエアの保守作業やソフトウエアのバージョンアップ作業はすべてASP事業者が実施します。このためサーバー管理や情報セキュリティ対策を自社で行う必要がないというメリットもあります。

  3. ユビキタス的な環境を実現できる

    ユーザーにとっては、特定のネットワーク通信機器へソフトをインストールする必要がなく、IDとパスワードなどの認証でアクセスできるものであれば、インターネットにアクセスできる環境さえあれば世界中のどの機器からでも同じアプリケーションを利用することができる、いわゆるユビキタス的な環境を実現できます。

ただし、インターネットを介してアプリケーションを利用するために、回線速度によってはアプリケーションの動作が遅くなったり、ASP事業者のサーバに障害が発生した場合などにアプリケーションが一切利用できなくなるリスクがあります。また、データを社外にもつことになるため、利用の際はこれらを考慮にいれる必要があります。もちろん、ASP事業者は顧客から預かったデータやアプリケーションを保管、管理運用を行うため、ASPサーバが設置されているデータセンターでは、空調設備や各種防災設備(耐震構造,無停電電源装置など)、高度なセキュリティ管理(IDカードによる入退室管理,24時間監視など)のシステムが導入されています。

ASPサービスの広がり

近年、ASPサービスは企業が日頃の業務で利用するビジネス向けのソフトウェアを中心に広まりっています。ASPサービスにおいて利用できるアプリケーションには、予定表やプロジェクト管理、掲示板、Web会議システム、Webメールの配信などにより社内の情報共有を行うグループウェアと呼ばれるものや、財務・会計を行うものや、オンラインストレージによってデータ共有を行うものなどがあります。最近ではスマートフォンの普及に伴い、スマートフォンやタブレット端末でも利用できるサービスが増えてきています。

LiveOnでもこのASP型でサービスを提供しています。
サーバー構築を行うイントラパック版(オンプレミス版)のプランもございます。

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