MCU(Multipoint Control Unit)/多地点制御装置 とは

MCU(Multipoint Control Unit)/多地点制御装置 とは

MCU(Multipoint Control Unit)とは、主にテレビ会議(ビデオ会議)システムなどで専用線を用いて3地点間以上を接続する場合に利用する多地点制御装置(サーバ)のこと。

これは複数の発信地からの信号を中継する装置で、各地点からMCU(Multipoint Control Unit)に接続するか、MCU(Multipoint Control Unit)から会議参加予定地点に順次接続します。
具体的には、
1.同時接続している各拠点の映像・音声・その他のデータをまとめて受け取る
2.受け取ったデータに、各端末が見やすいような画面合成などの処理をする
3.処理したデータを各端末に送り返す
という処理を行っています。これにより、テレビ会議(ビデオ会議)システムで多拠点を接続することが可能となります。

MCU(Multipoint Control Unit)を介した多地点会議システムは、小規模な会議から大規模な会議まで、端末装置に変更を加えることなく柔軟なシステムを構築できることが特徴です。
大規模な会議ではMCU(Multipoint Control Unit)を複数台接続して収容端末を増やす構成を取ります。このMCU(Multipoint Control Unit)は独立した機器の場合とテレビ会議(TV会議)システムに組み込まれている場合もあります。
また、ISDN接続の拠点とIPネットワーク接続の拠点など、通常では混在できない通信形態の異なる拠点をビデオ会議上で混在させることができるゲートウェイ機能を搭載したMCU(Multipoint Control Unit)も登場しています。

ちなみに、「MCU」という単語は、Micro Controller Unitの略としても使われており、こちらは電子機器の制御などに用いられる組み込み用のマイクロプロセッサのことを指します。

関連用語

テレビ会議(TV会議)/ビデオ会議システム


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