CIF(Common Intermediate Format) とは

CIF(Common Intermediate Format) とは

CIF(Common Intermediate Format)とは、ITU(国際電気通信連合)が定めた映像信号フォーマットの標準の一つのこと。

通常は「シフ」と読みますが、NTSCを基準にしたSIF(シフ、エスアイエフ)もあるため、区別するため「シーアイエフ」と呼ぶこともあります。
NTSCの毎秒フレーム数、 PALのライン数を組み合わせた世界共通のビデオデータ向け映像フォーマットで、解像度は352×288画素、30フレーム/秒の映像に対応しています。
静止画でも「352×288ピクセル」という解像度のものをCIF、CIF相当解像度ということもあります。

テレビ会議のようにお互いに動画像をやり取りする場合、送信側が受信側の受像機にあった画像データを送らなければ、受信側は表示することができません。テレビの映像信号は国や地域によって方式が異なるため、これらの異なる方式間でもテレビ電話などによる通信が行なえるよう、共通の中間形式として策定されました。日本やアメリカで利用するテレビの規格であるNTSCとヨーロッパ等で利用されているPALとの互換をとるための中間フォーマットです。
主にテレビ電話などの低ビットレートでのコミュニケーション用途を想定しており、ITUの定める映像符号化標準のH.261やH.263、テレビ会議システム標準のH.320やH.323などで用いられます。

派生規格として、画素数を縦横それぞれ2倍にした704×576画素の4CIF、4倍にした1408×1152画素の16CIF、1/2にした176×144画素のQCIF(Quarter CIF)、さらに小さい規格の128×96画素のSQCIF(Sub-QCIF)などがあります。画面のアスペクト比は4対3が基準になっています。

関連用語

ビットレート
H.323
H.264/MPEG-4 AVCー


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