導入事例

イベント概要

東京商工会議所では、2020年9月16日～18日にかけて、感染症対策グッズの入手に課題を抱える企業への支援として、「『withコロナ時代』職場の感染症対策グッズ緊急展示・商談会」を開催した。

新型コロナウイルスの影響で展示会という商談機会が失われている中、感染症予防対策グッズの入手ルートの確保などが難しい中小企業と、そういった商品を取り扱っている企業との商談の場を提供。新しい生活様式に合わせ、Web会議システムLiveOnを活用し、商品は会場の展示スペースに設置しながらも、出展者は会場ではなくオンライン上で来場者へ商談や商品説明を行う「ハイブリット型」で実施した。

http://www.tokyo-cci.or.jp/page.jsp?id=1022864

導入前の課題

商品は展示したいが、対面での説明や商談は避ける必要がある

展示品が「物」であるため、実際の商品を見てもらいながら商談を行いたいというニーズは高い。しかし新型コロナウイルスの影響で、対面や密になる環境は避ける必要がある。かといって完全にオンラインでの開催では、実物を見ることも質感などを確かめることも難しい、という課題を抱えていた。

商談機会の確保と出展者の負担軽減の両立

新型コロナウイルスの影響で来場者数の動向も読みにくい中にあって、出展者が一日中ブースに常に待機している状況は出展者側の負担が大きい可能性がある。出展者の負担を軽減しながらも商談の機会を提供できる方法を模索する必要があった。

ご活用用途

LiveOnコール機能で、対面・密を避ける「ハイブリット型」が可能に

今回の展示会では、出展者がブースに常にいるのではなく、オンライン越しで待機する「ハイブリット型」で開催した。

出展ブースには「LiveOnコール機能」を備えたタブレット端末を設置し、来場者が商品についての質問や商談を希望する場合は、タブレット端末に表示されているメニューをタップする。そうすれば出展者に呼び出しが掛かり、オンライン上で来場者と出展者が顔を合わせながら商談を行うことができるという仕組みである。LiveOnのコール機能を活用することで、この「ハイブリット型」展示会を実現することができた。

LiveOn選定の決め手

「呼び出し→応答」ができるコール機能があったこと

ハイブリット型を実現するにあたり、オンラインツールに求めていた機能は「画面から来場者が出展者を呼び出すことができる」という機能であった。LiveOnのコール機能は、画面上に表示したメニューから電話のようなイメージで相手を呼び出すことができ、出展者は呼ばれたときにだけ応答するという形で待機ができる。常時待機しておく必要がないため出展者にとっても負担が少なく、このコール機能が求めていた機能そのものであったことが選定の決め手となった。

導入後の効果・感想

Withコロナ時代に即した新しい展示会を実現

ハイブリット型にしたことで、来場者は商品を実際に確認しながらも対面での商談を避けることができ、出展者は会場で終日待機することなく必要なときにだけ対応できるという、来場者・出展者双方にメリットがある形を実現できた。オンラインでもスムーズに会話や商談が展開されており、Withコロナ時代に即した新しい展示会の形を実現できたという意味でとても意義があったと感じている。

LiveOnを活用した今後の事業展開など

ハイブリット型の展示会は出展者が現地に行く必要がなく対応できるため、新しい生活様式への対応に加えて人手不足の企業にとってもメリットがあると感じている。今後も今回と同様のハイブリット型の展示会やイベントの開催のほか、ウェブセミナーの開催なども検討していきたい。