入交電設株式会社様
- 利用目的:
- 業種 :
- 社員規模:
ベテラン社員が若手作業員を遠隔から支援。技術伝承や作業効率化に遠隔現場支援ツールが効果を発揮。
高齢化・人手不足が課題の中小企業にこそ必要不可欠なツールに。
写真左:入交電設株式会社 代表取締役 入交知則様
写真右:入交電設株式会社 取締役 隅つばさ様
導入前の課題
- 監督管理者(有資格者)の高齢化
- 若手社員の育成や技術継承がうまく進まない
- 現場までの移動時間が非効率
LiveOnで解決!
- ベテラン社員の技術や知識を円滑に伝達
- リアルタイムに指示を仰げ、現場経験の蓄積や技術向上に効果
- 移動時間の削減により現場管理や現場作業の効率化を実現
導入前の課題
監督管理者の大半が60歳を超える状況に
山口県山口市で創業85周年を迎えた入交電設株式会社は、公共建築物やトンネから交通信号機等の電気工事まで幅広く設計・施工を行う電気設備工事会社である。歴史と伝統のある老舗企業ゆえにベテランの社員の割合も高い。特に、資格を保有する監督管理者は60歳を超えるメンバーが大半であるという。
急増した若手社員、世代間のコミュニケーション・技術継承に課題
近年の積極的な若手採用によって20代の社員も増加し、その結果社員の年齢層は60代と20代が中心になっている。大きく年齢の離れた社員同士のコミュニケーションは難しさもある中で、ベテランから若手へ、いかに技術継承を行うかが大きな経営課題となっていた。
少ない社員数ゆえに、現場への移動が大きな負担に
資格を有する監督管理者の人数は限られており、現場への移動時間は大きなロスとなっていた。車で一時間以上掛かる現場も多く、時間の負担だけでなく健康面や交通事故等のリスクにも配慮する必要がある。そのため、移動の負担を減らし効率的に現場を管理できる方法を模索していた。
LiveOn選定の決め手
現場で複雑な操作が必要なく、スマートグラスの電源ONだけで使える「簡単さ」
導入のきっかけは、国土交通省が支援する「ICT施工管理モデル事業」の募集を目にしたことだった。日頃から信頼を置いている販売代理店に相談したところ、LiveOnとスマートグラスによる遠隔現場支援ツールの提案があった。
音声・映像の品質の良さはもちろんのこと、スマートグラスの電源を入れるだけで使える簡単さにとても驚いたという。作業をしながら使用することを前提としているため、操作性に優れていることは導入の大きな決め手となった。
多拠点接続が可能で、一人の指示者で複数の現場管理が可能
また、LiveOnは1対1だけでなく複数拠点の接続にも対応しており、将来的にスマートグラスを使う現場が増えたとしても、一人の指示者が並行して対応できる点も魅力的であったという。
ご活用用途
スマートグラスを装着した若手作業員をベテラン社員が遠隔から支援
現場の若手作業員はスマートグラスを装着、本社にいるベテラン社員は現場の映像を確認し、遠隔で状況確認、段階確認、指示、安全パトロールなどを行っている。これまでは電話でのやり取りだったが、電話では詳細な情報が掴めず、社内の仕事を置いて現場へ向かう、ということも多かったという。LiveOnでは現場側・指示側が共通の映像や図面を見ながら会話ができることでスムーズに情報共有が行え、遠隔から適切な指示が出せるようになった。
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大型モニターに現場の映像を投影し、複数名で状況を確認
社内には大型モニターを設置し、スマートグラス越しの現場の映像を投影。直接その現場に携わらない社員も一緒に確認ができる環境を作っている。複数名の視点が入ることで多角的にアドバイスができるようになっただけでなく、そこから新たな気付きやコミュニケーションが生まれ、知識や技術の共有にも多いに役立っているという。
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導入後の効果・感想
作業効率向上、現場管理の効率化を実現できるLiveOnは理想的なツール
これまでは現場への移動が伴っていたため、現場で正しい対応が行われるまで時間を要していた。LiveOnとスマートグラス導入後は、本社からすぐに確認や指示が行えることで、現場で迅速に作業ができるようになり、作業効率は飛躍的に上がったという。また、ベテラン社員も複数の現場を効率的に回すことができ、管理監督業務の効率化にも繋がっている。
若手の責任感の向上、社内の一体感の醸成という効果も
LiveOnの導入は社員のモチベーションにも良い影響を与えているという。若手社員は一人で現場に行く機会が増えることで一層責任感が芽生え、それが技術継承や成長にも繋がっている。社内では大型モニターに現場の映像が共有されていることで、担当外の現場であっても気に掛けてアドバイスを行う場面が多くみられるようになったという。また、設計業務をサポートする社員も、現場の様子が確認できることでよりスムーズに図面設計が行えるようになっている。このように、“受注した工事を会社一体となって取り組む”という一体感が生まれていることも、LiveOn導入の大きな効果だと感じている。
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LiveOn×スマートグラスが若手とベテランのコミュニケーションの緩衝材に
大きく年齢の離れた若手社員とベテラン社員、LiveOnはそんな世代間のコミュニケーション課題の解決にも役立っている。若手社員にとっては「面と向かっては言いにくい」ことも、スマートグラスとLiveOn越しであれば、それが良い緩衝材となり、ベテラン社員とのコミュニケーションのきっかけにもなっているという。
LiveOnを活用した今後の事業展開など
会社の歩みを止めるのではなく、状況に合わせて最新のICTツールを活用していくことが不可欠である。同社では社員の意見交換の場として「カエル会議」と呼ぶミーティングを開催しており、そこでは遠隔現場支援ツール活用のためのアイディアが多数出ているという。そういった現場の意見も積極的に取り入れてステップアップさせることで、今後は工事前の現場調査等の業務や工事後のアフターフォロー業務に活用していきたいと考えている。
入交電設株式会社 概要
設立 | : | 昭和36年1月25日 |
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従業員 | : | 30名 |
本社所在地 | : | 山口県山口市今井町4番5号 |
事業内容 | : | 電気設備工事業 |
ホームページ | : | https://irimajiri-densetsu.co.jp/ |
この度はインタビューにご協力いただきまして誠にありがとうございました。
今後ともLiveOnを宜しくお願い申し上げます。
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