スマートグラスで現場の教育・育成の課題を解決!特長や活用事例を紹介

2021/11/11
スマートグラスで現場の教育・育成の課題を解決!特長や活用事例を紹介

建設業、製造業、保守・メンテナンス業などの現場では、人材育成や技術継承が課題となっています。現場作業では実際の現場で経験を積むことによって蓄積される知識やスキルが重要となりますが、熟練作業者の不足などにより、熟練者から技術を継承する機会や時間が十分に取れないことが背景にあります。そこで、効率的に現場での教育や人材育成を行うための仕組みとして、スマートグラスとそれを活用した遠隔作業支援が注目されています。

スマートグラスを活用した遠隔作業支援で、現場の教育・育成の課題を解決

少子高齢化による労働力不足、定年退職などによる熟練作業者の減少などの影響で、さまざまな現場では現場力・作業品質の維持が困難になりつつあります。熟練者の技術やノウハウをいかに効率的に伝えていくかが重要となっており、それを実現できる仕組みが、スマートグラスを活用した遠隔作業支援です。

現場での教育・育成における現状の課題

現場での教育・人材育成の課題は以下のようなものが挙げられます。

熟練者の不足により作業品質の維持が難しい

現場での作業は蓄積された知識や経験に頼る部分も多いため、定年退職などに伴って熟練者が不足することで、現場での作業品質の維持が難しくなっています。

教育・育成に十分な時間が取れない

人手不足が顕著な現場では現場を回すことが最優先となるため、若手作業員への教育や人材育成がどうしても後回しになってしまいます。また、少ない熟練者で現場対応を行う必要があるため熟練者への負担も大きく、技術継承のための時間を十分に取ることができないといった課題があります。

マニュアルなどでは技術が伝えにくい

熟練した技術やノウハウはマニュアルで明文化することが難しく、テキストや机上の研修だけでの技術習得には限界があります。限られた人数で現場を回しながら、かつ熟練者の技術を学ぶ機会をいかに確保するかが課題となっています。

スマートグラスを活用した遠隔作業支援とは

このような課題に対し、スマートグラスを活用した遠隔作業支援システムは大きな効果を発揮します。
遠隔作業支援とは、ネットワークを介して双方の音声や映像を共有し、現場にいる作業員を離れた場所から遠隔でリアルタイムで支援を行うというものです。スマートグラス単体で遠隔作業支援が行えるわけではなく、スマートグラスに音声と映像のコミュニケーションツールであるWeb会議システムをインストールし、それらを組み合わせることによって実現する仕組みです。

遠隔作業支援の概要イラスト

スマートグラス・遠隔作業支援で実現できること

スマートグラスを活用した遠隔作業支援の仕組みは、現場の教育・育成に大きな効果を発揮します。人材育成のスピードアップやスムーズな技術継承を実現できるツールとして広く活用されています。

熟練者の支援を受けながら現場作業ができ、経験の蓄積が可能

熟練者の支援を受けながら現場作業ができ、経験の蓄積が可能

遠隔作業支援システムでは、若手作業員がスマートグラスを装着しながら作業をし、遠隔から熟練者がその支援を行うことができます。それにより、現場経験の浅い作業員でも実際の現場で作業をしながら指導を受けることができるので、現場経験の蓄積とそれによる技術力の向上が期待できます。

作業効率化・生産性向上により、教育・育成の時間を確保

遠隔作業支援システムがあれば、離れた場所から現場作業を支援できるので、現場への出動人員を最小限にすることができます。例えば、これまでは熟練者と若手作業員のペアで対応していた現場も、熟練者が事務所から現場の若手作業員を支援することで、現場への出動は若手作業員一人で対応することができるようになります。
現場作業員が装着しているスマートグラス越しの映像で現場作業の様子がリアルタイムに確認できるので、現場に行かなくとも作業品質を落とすことなく対応が可能です。

熟練者の作業を見える化でき、スムーズな技術継承を実現

前述のように遠隔から熟練者が作業支援をする使い方もありますが、その逆で、熟練者がスマートグラスを装着して実際の現場で作業をし、その様子を若手作業員が確認するといった使い方も可能です。熟練者の実際の作業の様子をリアルタイムの映像で確認できるので、文字では伝えにくい現場での技術やノウハウを学ぶことができます。また、作業の様子を動画で保存しておくことで、研修の教材としても活用することができます。

広がるスマートグラス・遠隔作業支援の活用、特長や活用事例とは

導入が広がるスマートグラスと遠隔作業支援システムですが、その背景にはどういった要因があるのでしょうか。遠隔作業支援システムの特長や、実際の活用事例も併せてご紹介します。

導入が広がりはじめた理由とは

スマートグラスとそれを活用した遠隔作業支援システムの導入が広がっている背景には、人手不足や新型コロナウイルスの感染拡大といった社会情勢の急激な変化が挙げられます。

人手不足による作業効率化や生産性向上が求められる

熟練者の支援を受けながら現場作業ができ、経験の蓄積が可能

建設・保守現場や製造現場などでは、熟練技術者の高齢化やそれに伴う人手不足が大きな課題となっています。それに伴い、少ない人数でこれまでと同様の作業を行う必要があるため、現場作業の率化や生産性向上への取り組みも急務となっています。そのため、それらを解決する新たな仕組みとして、スマートグラスを活用した遠隔作業支援システムの導入が進んでいます。

新型コロナウイルスの影響による、リモート化の推進

それに加え、遠隔作業支援システムの拡大に拍車を掛けたのが2020年初頭から始まった新型コロナウイルス感染拡大です。外出の自粛や密の回避により、これまでのように現場で作業を行うことが困難になりました。現場に行くこと自体ができない、現場では必要最少人数で作業を遂行しなければならないといった環境になり、現場に行かなくても作業支援が行える遠隔作業支援システムの需要が一気に高まりました。

端末のスペック・機能などの性能向上

スマートグラスの性能が大きく向上したことも導入の後押しとなっています。これまでのスマートグラスはコンシューマー向けが中心となっており、屋外の現場などでの使用に耐えうる性能や機能を持った端末は限られていました。しかし最近では、産業向けに特化したスマートグラスが多数リリースされています。端末の性能が現場で必要とされる品質を満たす水準まで向上したこと、産業向けの利用に特化した機能が多数搭載されていること、これらの要因も導入が活発化する大きな背景となっています。

スマートグラス・遠隔作業支援システムの特長

スマートグラス・遠隔作業支援システムの特長

LiveOnは、スマートグラスで利用できる遠隔作業支援システム「LiveOnWearable」を提供しています。「LiveOnWearable」は、Web会議システム「LiveOn」とスマートグラスを組み合わせることにより実現する「遠隔作業支援」の仕組みです。大手企業や官公庁などに多数導入されているWeb会議システムをベースとしていることから、高い品質と使いやすさを実現しています。

現場では端末の電源を入れるだけ!複雑な操作が一切不要

スマートグラス上での接続などに音声コマンド操作を要する遠隔作業支援ツールが多い中、LiveOnはスマートグラスの電源を入れるだけで接続が完了します。現場の作業員は、現場で複雑な操作を一切する必要がありません。また、手を使って操作を行う必要もないため、作業を止めることなく使用できます。

どんな環境でも安定して使える品質の高さ

作業現場は山間部や河川沿いなど環境が様々です。LiveOnは独自のデータ圧縮技術により音声の途切れや遅延を回避し、Wi-fiなどの不安定な環境下でも安定したやり取りが可能です。また、自動再接続機能を搭載しており、もし通信が瞬断してしまっても自動で復帰することができるようになっています。

国産・完全自社開発だから実現できる安心のサポート

LiveOnは国産の完全自社開発で提供している製品です。その強みを活かし、お客様の要望を迅速に製品に反映し、定期的にアップデートを実施しています。また、自社開発製品だからこそ、専門の技術スタッフがすぐに対応することができ、操作や運用のサポートも即座に行うことができます。スマートグラスへのインストールや設定作業はもちろん、トラブル時も迅速に対応いたします。

スマートグラス・遠隔作業支援システムの活用事例

現場での教育・育成のツールとして、スマートグラスによる遠隔作業支援を活用している事例をご紹介します。
熟練者から若手作業員への技術継承や、実際の現場でのOJTなどに有効活用されています。

株式会社オプテージ様

株式会社オプテージ様

遠隔支援ツールの活用で、作業品質を落とさずに現場作業の効率化を実現!
リアルタイムに遠隔で作業支援・工事立会が行えることで、現場への移動時間・出動回数を削減することができました。
また、立会・検査においても、重要な工事や配慮が必要な箇所に対し、その都度必要な指示・フォローを行うことができるようになり、現場対応のスピードアップ・業務の効率化はもちろんのこと、品質面の向上にも寄与しています。
保守経験の浅い出動員に対しても、スマートグラスを通してリアルタイムで指示を出せるため、現場経験の蓄積や人材育成の面でも有効であると感じています。

中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社様

中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋株式会社様

スマートグラス×LiveOnでロープアクセスの点検現場を遠隔支援!
ロープアクセス手法を用いる現場において、スマートグラスのRealwearとLiveOnのウェアラブルアプリを組み合わせ、遠隔現場支援やOJTで活用しています。ロープアクセスは特殊なスキルが必要であるが、これまではあらかじめ決められた代表事例での集合研修しか行うことができませんでした。LiveOnとRealwearを導入したことにより、経験の浅い作業者に対して近接現場のスマートグラス装着者からOJTを行うことができるようになりました。また、熟練者でしか到達できない現場の様子やロープの縛り方などのスキルも、LiveOnを通してライブ講習することができ、OJTにも有効活用ができています。

スマートグラス・遠隔作業支援システム 導入の流れ

01
お問い合わせ

資料請求やデモンストレーションのご依頼など、こちらよりお気軽にお問い合わせください。

02
サービス案内・
製品デモ

遠隔作業支援システムは、実際に体感することでイメージを持っていただきやすい製品です。
製品のご説明とともに実機を用いたデモンストレーションを行わせていただきます。

03
無料トライアル

ご要望に応じて無料トライアルが可能です。実際の現場で試行することで、導入後も安心してお使いいただけます。ぜひ実際の使用感をご体感ください。

04
お見積り

必要なライセンス数や端末の台数、ご予算などをヒアリングし、お見積りをご提示いたします。

05
お申込み・納品

お申込みいただいたのち、LiveOnのライセンスとキッティング済みのスマートグラス(ウェアラブル端末)※を納品いたします。端末が到着すればすぐにご利用可能です。導入後も、運用定着に向けて操作説明などのサポートをさせていただきます。
※キッティング作業をお申込みいただいた場合のみ

まとめ

ここまでご紹介したように、スマートグラスとそれを活用した遠隔作業支援システムは、現場での教育や人材育成、技術継承などに大きな効果を発揮する仕組みです。現場の課題解決に役立つスマートグラスと遠隔作業支援システムを、ぜひご検討ください。

著者情報 著者情報:ジャパンメディアシステム ジャパンメディアシステム

ジャパンメディアシステムは、企業のコミュニケーションを支えるビジュアルコミュニケーションシステム「LiveOn」を提供し、場所や時間に縛られない働き方の実現を目指しています。

Web会議システム LiveOn(ライブオン)は、クラウドアワードなど多数の賞を受賞。高音質・高画質でストレスのないWeb会議を実現をします。今ならWeb会議を無料トライアル実施中!お気軽にお問い合わせください。

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